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ORIGAMI
~おりがみの創作について~
- 子育て時期の基本スキル
- 子ども自身がつくれること
- アニメ絵のようなかたち
- 生活の中で楽しむ条件
- 創作の秘密


1 子育て時期の基本スキル
子育て時期に、親子で楽しむ様々な遊びがあります。
あやとりとか、お手玉とか。またカードやボードゲーム。それからバトミントンとか、キャッチボールとか。
おりがみもそのひとつで、ある程度できたほうがいいかな、と思って、機会があるごとにおりがみの本を見て、つくっていました。
そして、おりがみでポケモンをつくりはじめてから、改めて図書館で古今の折り紙の本をお借りして、20冊以上、すべて折ってみました。
そうしたら、おりがみで折りたいイメージを自由に折ることができるようになりました。
でも、キャッチボールなど、ほかのことはぜんぜんできませんけれど。
2 子ども自身がつくれること
ここにご紹介したおりがみは、自分の子どもにつくってやると同時に、子ども自身が自分でつくって楽しめるように、と思って作成しています。
つまり、一般的な児童がつくることができるものをめざしています。
まず、なんとなくのかたちでは再現性に問題があります。
そのため、何度も折ってみます。
かたちの不確実性を排し、ある程度の差異を許容した安定したかたちに整理されなければなりません。
そして必然的にそのかたちに落ち着くような、再現性を確保した折り方を見つけなければなりません。
ふたつめは、分かりやすさ、です。
このかたちなら、だれが折っても、この完成形になる、そういう分かりやすさが、なければなりません。
曖昧さ、危うさ、を解消して、平易なつくり方に落とし込んでまとめなければなりません。
マニアな、凝った、作家性の強い作品にならないように、また独りよがりな作り方にならないように、最大限配慮しました。
3 アニメ絵のようなかたち
もうひとつ、気を付けたのは、アニメの絵のようなかたちをめざしたことです。
おりがみにも、色々なスタイルがあります。
単純でストレートなもの、立体で細かく造形していくもの、様々なスタイルがあります。
子どもたちが望んでいるおりがみは、たぶん、キャラクターがわかりやすく、そして平面にきれいに描かれている、アニメの絵のようなスタイルなのだろうと思いました。
そしてそれが、キャラクターのかわいらしさを最も表現できるかたち、であるように思います。
だから、何もかも折りでかたちづくろうとしたり、折りでむやみに顔を作りこんだり、ということはしませんでした。
おりがみのかたちの美しさをいかして、目やからだの模様などをサインペンで描いて、適宜アクセントにしています。
4 生活の中で楽しむ条件
おりがみは、子どもと一緒に時間を過ごすことそのものですが、できあがったおりがみを、生活の中で存分に楽しみたいと思いました。
ネームタグに付けたり、カードにしたり、色々に活用したいと思いました。
使い道を考えると、平面に仕上げるのがいいと思いました。
さらに言えば、片付けることができることも、重要です。
生活の中で片付かないというのは、ほんとうに困ります。
そんなわけで、できあがりが極力平面になるようにしました。
そうすれば、ひとつひとつ透明な袋に入れて箱に仕舞ったり、ファイリングして管理することができます。
立体だと収納に場所をとります。
また紙製ですので日が経つと、潰れたり傷んだりしてきます。
だから、できるだけ立体にしないことをめざしました。
でも、平面ではどうしても表現できないものもありました。
やむを得ず立体になったとしても、できるだけ畳んで仕舞っておくことができるよう配慮しました。
5 創作の秘密
例えば学生時代、練習問題をたくさん解くことによって、その単元をマスターする、ということがあったと思います。
それと似たような感じで、古今の折り紙の本を20冊以上、すべて折ってみましたら、折りたいイメージを自由に折ることができるようになりました。
でも、過去にあった色々な折り方を学んだ、公式を覚えた、というのとはちょっと違うのです。
折られる紙のありさまが身についた、紙の折りの、動きの変化、を理解した、というような感じです。
新しい作品ができるときはとても自然で、不思議です。
何かつくりたいと思ったら、とりあえずできることを試しつつ、気になることを片っ端から意識の中に放り込んでいきます。
そうして、もういいかな、と感じて、そのあと、つくりたいもののイメージに浸って、しばらく、数日とか数週間とか、あるいは数時間とか、ぼーっとしています。
ぼんやりしていると、「ああこんな感じ」と、できあがった全体がなんとなく浮かびあがってきます。
それまで無意識の中で、あれこれと、ふつふつと、たくさんのイメージが沸き上がっているのですが、それらがあるとき、閾値を超えて、意識化される、という感じです。
そして、どうつくっていったらいいかは手が知っています。潜在意識の中でその構造を解析して組み立てて、すべて知っているというような感じで、あとは導かれるとおりにつくっていくのです。
逆に、この型をベ-スにしてこうしたらいいかも、ああでもない、こうでもない、と、理詰めでつくろうとしても、頭で構築しようとしても、たいていうまくいきません。
なんか、へたくそな、と言いたいようなものしかできません。
ほんとうに不思議です。
理屈でなくて、紙自身がそうなりたいと望んだとでもいうような完成形が浮かびあがってくるのです。
そして、なんとなく手が動いて、ほとんど無意識に、いつのまにかつくっているのです。
考えてみれば、仕事もそんな感じでしています。
そして、そういう自然な感じでつくったものはいい作品になります。
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