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handicraft 工作
なんとなく、ふと思いついて、いつのまにかつくっている。
そんなふうなものたちです。
1 飲料用紙容器の おままごとの家
ミルクやジュースなどの飲料の紙容器ですが、子どもが小さいうちは、毎日、次から次へと、空の容器が発生ます。
こんなにたくさん出てくるのなら、おままごと用の大きな家もつくれるかな、お店屋さんごっこもできるかな、と思って、つくり始めました。
飲料の紙容器は、丈夫でしっかりしているので、ままごとの道具や家具をつくるのに最適です。
しかも軽くて、紙なので切ったり貼ったりもできる、扱いやすい素材です。
そのうえ、色も柄もきれいで、たくさん並べると好きなデザインをつくることができます。
基本情報
使用した紙容器の数 全206個
A面 24個
B面 28個
C面 42個
D面 29個
E面 29個
F面 54個
完成時の大きさ
左右は、C面の左右15個に、B面とD面の厚み各1個を足して17個で、全長約122㎝。
前後は、A面とB面を足して14個で、約100㎝です。
飲料用紙容器の家の概要
1 上の設計図の、上面図のかたちに繋げると、折りたたむことができ、壁際に片付けておくことができます。
2 入口のドアは、ボール紙を2か所チェーンリングで紙容器の壁と繋いでいます。
3 カーテンレールは、直径10㎜の円筒形の木材を使用しています。
上段の紙容器に穴をあけ、フックを差し込んで、カーテンレールを掛けました。
DE面は、折りたたむことができるので、壁面が動いてしまいがちなのですが、カーテンレールを掛けることで、ひとつの平面として安定します。
折りたたむときは、カーテンレールは外します。
4 屋根は、厚さ5㎜の発泡スチロールの板を2枚、接ぎ合わせて、上に載せます。
ただ、つくったのですが、全く使いませんでした。何か気持ちが遮断される感じがしたせいでしょうか。
もしかしたら、もっと大きな子どもだったら、秘密基地だと言って隠れるための屋根が必要になるのかもしれません。
つくり方・紙容器のつなげ方
1 飲料用紙容器は、注ぎ口から、破損しないようにていねいに口を開きます。
そして、きれいに洗い、沈殿物などが残っていないように隅々まで清潔にします。
その後、じゅうぶんに乾かします。
2 着手する順番としては、使用する紙容器の数が多く壁面としてしっかりしているF面から始めました。次に、A面、そしてE面、D面です。
3 最初に壁の下の端のひとつ目に、ふたつ目を繋げます。
隣り合う2つをホッチキスでくっつけ、それから、透明のテープで、隙間のないよう、紙容器の上から下までぴったり貼り合わせます。
4 次は、ひとつ目の紙容器の上に、その上の段の紙容器を繋ぎます。
ひとつ目の上部の、のりづけ部分の四隅に、鋏で切り込みを入れ、注ぎ口部分の2か所を内側へ折り、上に次の紙容器を載せます。
そして賞味期限などが印字されている、耳のような部分で、上の紙容器を両側からはさみ、透明テープで固定します。
5 上の制作途中の写真のように、下から階段状に繋げていきます。
6 窓枠、また最上段の紙容器は、上に紙容器をつけ足しません。上面の始末をします。
注ぎ口の屋根だった部分まで四隅に鋏で切り込みを入れ、箱のふたを閉じるようにたたんで、透明テープで固定します。
また、この場合は、ふたの長さがあるため物理的にホッチキスが使えませんので、透明テープのみで繋げます。
注意ポイント
▼ 紙容器の数が増えていくと、歪みが出てくるので、注意深く、しっかり繋げていきます。
▼ 紙容器の隙間がないよう、ぴったりと透明テープで貼り合わせます。
隙間があると、お気に入りのキャラクターのカードが入り込んだり、物が挟まったりするので、ちょっと厄介な事にます。
◇ ◇ ◇